こんにちは!ブロガーのたんたんです。
弓道には正射必中という言葉があります。
これは、正しい射法で射られた矢は必ず中るという意味です。
最近、的中率1割程度が続き、非常に悩んでいました。
そんな中、指導者からいただいたアドバイス…と言いますか、表現が、ピタリとヒット!
改善後は自分でも驚くほど、矢が真っ直ぐ的に吸い込まれいき、「今までの悩みは何だったんだ!」と戸惑うほど(笑)
5割を超えました。
ちょっとしたコツで正しく引けて的に当たるようになれば、本当に素晴らしいですよね!
結果から言うと、私の場合、馬手の捻りがポイントでした。
手の甲の向きを意識するだけでは不十分で、弦の状態に意識を向けた事で、正しく引けるようになったのです。
ということで、的中率が1割以下の低迷期から抜け出せたコツを解説したいと思います。
1.馬手の捻りとは
馬手の前腕が内側に少し回転し、手の甲が上を向いている状態の事です。
2.射法八節での馬手の動き
弓構え
まずは、取懸け。
弦と弽が十文字になるようにします。
差し指と中指は握り込まず、親指にそっとのせるだけです。
そして、手前側に捻ります。
弦がちょいS字(レベル1)になるように。
(これで、矢が固定され安定します。)
手首は曲げず、手の甲から肘まで針金が入っているようなイメージで、両肘の下筋を張ります。
打起し
弓構えで作った円相を保持したまま、掬い上げます。
この時、弦のS字が少~し強く(レベル2)なるように。
大三~引き分け
弓手につられて、額との間に拳が1つ入るくらいのところへ馬手を持ってきます。
この時、弦のS字がさらに少~し強く(レベル3)なるように。
手の甲は天井に向いており、手首は曲がっておらず、手の甲から肘は一直線を保ちます。
引き分ける際は、手先や手首には力を入れず、釣り糸で引っ張られるように肘で引きます。
この時、弦のS字は緩めずさらに強く(レベル4)なるように。
「ショルダーバックを肩にかける」「肩にホイッとのせる」、イメージです(笑)
会
この段階では、馬手に余計な力は入っていません。
弦のS字を緩めることなく、矢筋に沿って伸び合うのみです。
(離れ、残心は省略いたします。)
3.まとめ
いかがでしたでしょうか?
人それぞれ体のつくりが違い、感覚や表現も違うので、一概に「こうすれば絶対OK」と言えないのが難しいところであり、面白いところでもあります。
私はだいぶ苦しんだのですが、自然に出来ちゃう方もたくさんいらっしゃいます。
因みに、馬手の捻りの改善で、的中率だけでなく矢のスピードも上がりました!!!
弦のS字状態を段々強める意識、気になった方はぜひお試しください。
以上、「的中率爆上がり!馬手の捻りについて解説」という話題でした!